Punta Crena プンタ ・クレーナ社
La Storiaストーリー
1400年代から Ruffino家はブドウ農園を経営。 その後1800年程からワイン醸造を始めている数少ないリグーリア州の正統派ワイナリー。 またオーナーである Paolo Ruffino氏は、リグーリアの土着品種であるPigato種をミラノ大学の醸造学部と提携して新しい Pigato種の苗木をうみ出した。イタリアソムリエ協会のリグーリア支部からも『リグーリア州推薦』とされる。
ベルメンティーノ種やピガート種は、イタリアの燦々と照らす太陽を浴び海風を受ける事によって、ミネラル感や味の濃さ、酸味がしっかりとし、味の余韻を持つワインとなる。 イタリアの中でも、リグーリア州は小さい州であり、ブドウ畑も海に面している為、海風に当たりやすく、ちょっとした天候の悪戯でブドウ生産量が左右される。 その為リグーリア州のワインは、イタリアの中でも希少価値が高い。海に面したワイン生産では、ミネラル感の良し悪しがワイナリーの醸造の評価を決める。 良質ではないミネラル感は口の中で塩っぽい感覚になりやすいが、これは酸味やアルコールのバランスにも関わってくる。
Punta Crena社は栽培に対して研究を続けており、ブドウの生産者としては長い経験を持っている為、多少の天候に左右されることなく、糖分が高い熟成した素晴らしいブドウを生産し、かつきれいなミネラル感を造り続けている。 オーナーのパオロ氏は、素朴でワイナリー特有の職人肌。 販売よりも自分のワインを愛していて、まるでワインは彼等にとって子供の様である。
醸造
収穫前にブドウ熟成度数を調べた後、全て手作業にて収穫(海に面した段々畑で機械は入らない為、収穫しながらブドウを選別する為)。 基本は10月始めから中旬。 その後、カンティーナに持ち帰り、一つのステンレスタンクにて、全ての工程を行う。 これは、フィルターにかけずに製造する事がブドウの風味を逃さないと考えている為である。