Gagliasso Mario ガリアッソ・マリオ社
La Storiaストーリー
残されているガリアッソ家の最も古い年代は、1931年、バローロ 。
1代目は、既に1900年代初期からこのピエモンテの地でワインを生産している。そして、1970年代始め,ガリアッソ マリオ氏は父の会社である‘ガリアッソ ミケーレ・フィッリ社’のワイン製造の仕事を手伝う。
1980年代終り、父の会社を引き継ぎ、ブドウ畑に対する新イメージを高めた。そして,ここに現在の‘ガリアッソ マリオ社’がうまれた。
以前にあったワイン貯蔵室<現在のワイナリー>は、建て直されブドウの木は一部改めて植えられ変えられた。
現在、ガリアッソ社は、ゆっくりと少しずつではあるが、マリオ氏の御子息であるルカ氏が、醸造家であるモリーノ セルジオ氏による専門知識と経験を活かしたワイン醸造技術をもとに、より品質の高いブドウを生産している。
ガリアッソ社はネッビオーロ種、バルベラ種、ドルチェット種、シャルドネイ種のブドウを生産する畑と、バローロを生産のネッビオーロ種は、中世時代からの 起源を持つ村がある岩山を囲んだトリリオーネ地区、ロッケ デル アヌンツイアータ地区に属するラ モッラ市を主とした10h以上の自社畑を所有する。
Il Premio数々の受賞
イタリアワインガイド本である<日本語訳発売>
‘VINO DI VERONELLI’(ヴィーノディヴェロネッリ)にて
Barolo Rocche dell’Annuziata 2001
Barolo Torriglione 2001
が、それぞれ最高の賞 3つ星を受賞
その他、数多くのワインガイド本にて、高得点を獲得する。
Il Pensiero del Vinoワインへの想い
数年前に比べ、今までは‘王様のワイン’と呼ばれる、ピエモンテ生産のワイン、バローロも日本においては手頃なもの、常に高級なもの等、様ざまなものが見かけられる様になった。
現在、主に2種類の方法で、ピエモンテ州では、バローロを生産している。
ひとつは、新しい技術方法(小樽を製造過程において使用する)を、取り入れる‘バローロ ボーイズ’と言われる新世代組。もうひとつは、伝統的な製造方法を重んじる世代組。
そして、ガリアッソ社の醸造方法は、この2つの方法の中間に位置する。オーナーのマリオ氏と現在中心となって経営をしているルカ氏。
2人は、「どちらに属することなく、美味しいワインが出来れば良い」と、言う。
事実、彼らは、数々の賞を受賞している。
ガリアッソ社は、2つのCRU(畑指定区域)と、バローロ生産地区を所有する。
今、注目されているのが、Torriglione(トリリオーネ)地区である。正統派で、活き活きと濃く、深い味わいで、イタリアらしいシンプルさを持つ。もう1つのCRUは、Annunziata(アヌンツイアータ)地区である。貴賓のある味わいで、ゆっくりと長く続く余韻が特徴的だ。
また、バローロだけでない、他のワインも素晴らしい出来映えである。
バローロと同じネッビオーロ品種を100%使用する、ランゲ ネッビオーロは、畑の場所や醸造過程に多少の違いがあるだけである。酸味、ブドウの旨み、アルコール感とタンニンが調和して、互いに引き出し合いながら生れる味わいは‘王になる前の、王子である’。
バルベラ品種100%の、バルベラ ダルバ
マリオ氏の豊富な経験と、ルカ氏の醸造学から学んだ知識により、出来上がったワインは、バローロに引けをとらない、素晴らしい出来だ。
ドルチェット品種100%のドルチェット ダルバ
ピエモンテ州では、このワインは‘デイリーワイン’とされて、日本でも他の品種から作られるワインより、若干お手頃に見られがちであるが、ガリアッソ社によって、その固定観念を覆すことに見事成功した。
素直に、‘美味しい’と感じるピエモンテ州のワインを、是非お飲み頂きたい。