Scala スカラ社
La Storiaストーリー
カンティーナは1949年Antonio Scala氏によって設立され、以降ブドウ栽培だけを勤しみながら、Ciro DOCを造り続けてきた。
設立当初は、まずCiro DOC Rossoの生産が開始され、これは50リットル樽で大量に販売されていたが、1951年には初のスカラ社ラベル付きボトルのCiro DOC Rosso Classicoが販売され、その数年後にはCiro DOC Rosatoのファーストボトリングが行われた。2005年に息子Luigi Scalaによってカンティーナは、もとの構造をそのまま残す形で改修され、施設内部にあるセメントタンク(当時まだ存在していなかったステンレスタンクの代わりに使用されていた)を復元。
このセメントタンクはCiro DOC Rosso ClassicoとRiservaの熟成に使用しており、空気に触れる事で(酸化を促すことで)Gaglioppoのタンニンの攻撃性を減少させ、よりまろやかにしてくれるという効果がある。
その他にも最新機器を導入。“コールドライン”と同様、タンクすべてが連結され、プログラム制御された発酵を可能にした。10トンの2つの発酵槽はそれぞれ内部に自動のルモンタージュ、ソフトプレスなどの様々な機能を備えている。
これらは、ブドウ栽培の歴史が3代まで続いたからこそ、古代と現代を融合させる事ができたのである。
スカラ社は1974年のVinitalyでの醸造家賞の受賞から始まり、現在まで数多くの受賞歴を持つ。
いまではイタリア全土だけでなく、世界中の人々に愛されるカラブリアワインを造り続ける、この地区を代表するカンティーナになっている。